Tord Gustavsen Trio at Porto Jazz Festival

3 November 2005
Porto, Portugal
Norwaigian pianist’s concert in the town in Portugul… A bit too sentimental music, but warm atmosphere.
前回写真を掲載したポルトガル北部の小都市ポルトに行った際、偶然にもジャズフェスティバルが行われていました。その街角のポスターで名前を発見したのが、ノルウェーのピアニスト、Tord Gustavsen(日本語表記でトルド・グスタフセン?)のトリオのコンサート。
このトリオのCDは、ジャズにしては珍しく、ノルウェーでヒットチャートのトップに躍り出た…という評判が注目を集め、ロンドン・ジャズ・フェスティバルでのコンサートはチケット売り切れ。となると聞いてみたかったような気がする…と思っていたところ。
ポルトガルでコンサートに行く、というのも初めての体験。会場はポルトの中心地にある音楽堂で、金曜日の夜、開演は10時から。チケットはたったの10ユーロで、当日でも余裕で手に入りました。
ゆっくり食事をすませて、10 分前に会場につくと、観客はまだガランと広いロビーで開場を待っているところでした。ロンドンだと、ここで確実にバーがあって、皆飲んでいるところだけれど、この会場には特にバーなどは無く、あっさり簡素でした。やがて開場して座席へ…面白かったのはその座席番号。中央通路をはさんで左右に座席が並んでいますが、右側の席は2、4、6…と偶数の席、左側は奇数なのです。私と友人のチケットも11番と13番だったので、「?」と思っていたのですが、ちゃんと隣同士。ポルトガルではこうした奇数・偶数で左右に分けるの方式が一般的らしく、電車の座席なども同様でした。
会場は平面の床にイスを並べ、正面に舞台。そこに、さらりとTord Gustavsen Trioが現れました。ピアノと、ダブルベース、ドラムスのオーソドックスなトリオです。
音楽の印象は、第一音聞いた瞬間に「甘い音色」と思ったのですが、一貫してそのトーン…。非常に繊細なピアノと、抑えたベースとドラムスで、静かな演奏。全てオリジナル曲ですが、タイトルも『センチメント』や『ネスト(巣)』と甘め。曲紹介でも「これは故郷にいる弟にささげた曲です…」などという感じ。途中で一瞬、ジャズ的即興で盛り上がるの瞬間も…かと思うと、すぐにまた叙情的に…
ロンドンで読んだ評では、エリック・サティやキース・ジャレットなどが引き合いに出されていましたが、私にはかつて人気を博したウィンダム・ヒル・レーベルの、ジョージ・ウィンストンのピアノを思わせました… ノルウェーで大衆に大人気だったのも、そのわかりやすい美しさかもしれません。(日本でもウケるのかな)。私も決して嫌いではないけれど、コンサート会場で、じーっと集中して聞くのは少し辛い。CDでBGMに聞くならいいかも…。というわけで、私にとっては少々辛めの一時間半になりました。
でも、ここで感じたのがポルトガルの観衆の暖かさ。若者のグループから、老夫婦まで、いろんな人たちが聞いていましたが、シニカルな‘聞いてやろうじゃないか’という通ぶった高慢さがなくて、素直にのんびりと聞いて、曲が終わるたびに、暖かい拍手を送ります。素直で素朴な雰囲気でした。
イギリスにおける、トルド・グスタフセンの紹介:
http://www.bbc.co.uk/music/jazz/reviews/gustavsen_places.shtml
http://www.norway.org.uk/culture/music/tordgustavsentour.htm?wbc_purpose=Basic&WBCMODE=PresentationUnpublished

1 Comments:
座席の左右で奇数と偶数に分かれているのは、なんだかギリシャの番地に似ていると思いました。道を隔てて、奇数側と偶数側に分かれてます。イギリスではどうしたっけ?前、お客さんで、「探していたある番地が見つからなかった」と言っていたので良く聞くと、「7の次が9で、8がなかったんです!」とのこと。ああ、反対側を見なかったのね・・・と教えてあげましたが、後のまつりです。
ウィンダム・ヒル懐かしいです。昔良く聞きましたが、確かに、何かをしながら聞くのに適した音楽ですよね。ヨガとか、リラックスとか、そういうののBGMに最適。でも、それに似ているのなら、私の好みに合いそうです!
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